音源レビュー〜MODO DURM〜【動画あり】

レビュー

どーも僕です。
今回は音源レビューをやっていこうと思います。

以前から所有していたものではあるんですが、中々操作慣れしなかったのもあってレビューを見送っていたのですが、ちょくちょく触るようになってようやく良いところや気になる面が見えてきたので、簡単にですがお話ししていきたいと思います。

音源レビュー〜modo drum〜変幻自在な音作りができるハイクオリティドラム音源!

MODO DRUMとは

IK multimediaの物理モデリング技術を駆使した人気ドラム音源の一つです。
正確には金物だけはサンプリングという事でハイブリッド仕様ではあるのですが、超有名どころのBFD・AD2・SSDなんかよりも軽いのが魅力的ですね。

そして何よりもモデリング音源なので音作りできる幅が凄まじいです。
正直ドラム自体にそれなりに詳しくないとなにをいじるとどうなるかが全くわからないという初心者泣かせの仕様です(笑)
何を隠そう僕も全然理解はできていませんw

ですが、幸いなことにある程度音の方向性はドラムのモデルやプリセットから持ってきてしまえばどうとでもなるので僕はそこから多少いじっていく感じでやっています。

あまり言いたくはないんですが初っ端から手を出すようなドラム音源ではない気がしますね…

実際に使ってみて

僕自身ドラム音源としては2つ目になるのですが、元々所有していたのはAD2でした。
ちょっと比較的なお話にはなるんですが、操作感的な部分等は圧倒的にAD2の方が上な気がします(笑)
ただ、音の話で言うとそうも言い切れず、自然な感じが出るのはmodo drumだと思っています。

modo drumは10種類のドラムモデルから、欲しいイメージを持って来れます。これがどれも非常に特徴的なので、一通り鳴らしてもらえれば好みの音色が見つかると思います。

もちろんそれだけではなく、各モデル毎にプリセットも豊富に用意されていて、カテゴリとしてはカスタム・エクストリーム・ナチュラルと3つに分かれており、そこから選んでいくことも可能です。

…が、しかし…このプリセット中々にクセが強くてアンビエンスがとても強調されているように思えます。単体では良いのかもしれないけど、それなりに調整は必要に感じます。
要するに使い方としては、欲しい音色をみつけたらそこから調整が必ず必要になるという感じです。

あと、当然ですが各モデルの欲しい部分だけを使うといったことも出来ます。
画面上部のカスタマイズの部分で、パーツを選択すると個別に変更することが可能です。

この画面から各パーツを個別に変更できる

そして、ここからがmodo drumの真骨頂。
好みのパーツを選び終わったら更に音作りを詰める事ができます。
カスタムしたいパーツを選んで画面の右上部にエディットエレメントという部分があるのでそちらをクリックすると、画面が下のようなものに変わります。

こちらはスネアのエディット画面となりますが、キック・タムも同様にエディットする事が可能です。
一点気を付けなければならないのは、金物はサンプリングの為、こういったエディットをする事ができず、キット毎に3種類の中から選ぶような感じになっています。
それぞれ3種類からしか選べないのはちょっと残念な気もしますが、音の傾向的にはどれも派手目な印象でいかにも現代的な感じになっています。

ちなみにエディットに関しては細かく調整できすぎるので、動画の方で軽く紹介させて頂きたいと思います。

続いてカスタマイズの横にあるプレイスタイルの設定です。これはタイミングやベロシティと同様如何に人間らしさを表現するかに大いに役立ってくれます。
モデリングでしか決して設定することのできない部分なので、物理モデリングならではの強みと言っても過言ではないでしょう。

どの位置で叩くかやスティックの種類などを決められる

画像はスネアのものになりますが、まずは左右で叩く位置を調整できます。
中央によるほど芯のある音になり、端にするほどぼやけます。
基本的には中央でいいと思いますが、叩くエリアを広げる事によって、そのエリア内から毎回ランダムで叩く位置を変えてくれるというまさに人間らしさを表現してくれる機能があります。

まぁあまりにも広げてしまうとただの下手くそなドラマーになってしまうので程々が一番なのですが、これを設定することでより自然な演奏を表現してくれます。

タムに関してはスネアと同じ設定をする事ができますが、キックに関しては足の置き方とビーターの種類を変更する事ができます。
これに関してはお好みで良いでしょう。

ビーターを変えることによりかなりアタック感が変わってくる

あとはルームアンビエンスの種類を決める感じなんですが、結構派手なので、決めてからしっかりバランスをとることをお勧めします。

9種類から選択する事が可能

個人的にはMID STUDIOかCLUBあたりが好みなんですが、楽曲によって使い分けは必要ですね。

最後はミキシング部分になってくるのですが、ここでボリュームバランスや個別のEQ及びエフェクト・SEND量など細かく調整していきます。

テープで貼った手書き風とかGUIの拘りは凄いのだが…

だがはっきり言わせてもらおう。内蔵のエフェクトに関してだがめっちゃ使いにくい。
EQくらいはまあ別にって感じなんだけど、あえてここで調節する必要が全く見当たらない。
というか、別でプラグイン掛けた方が良い結果になるでしょう(笑)
なのでこの画面でやるべきことは、オーバーヘッドやルームに対してのSEND量の調整のみで、あとは全てパラアウトしてBusを組むのが僕のやり方です。

と、こんな感じで音作りや調整をやっているわけなんですが、打ち込んで鳴らしてみるととてもリアリティのある演奏をしてくれます。
音に関してもあらかじめ作られた音でない為非常にナチュラルな感じが好印象ですね。

僕の所有しているAD2はエフェクト全部切っても結構コンプ感あるパツパツした音の印象があったので、そう言った部分でいい具合に共存できそうです。
使い分けとしてはハードな楽曲や音数多めのうるさいやつならAD2でそれ以外ならmodo drumって感じでしょうか。

気になった点

当然これだけ色々な事ができるので、素晴らしい音源なのは間違い無いのですが、やはり気になる点もいくつかありました。

まず、プリセット類なんですが、選んでそのまま使える様なものはほぼ無い印象です。
なので手を加えるのが前提って感じです。
そして、モデル毎にドラムイメージが表示されてしまっている為、先入観でジャンルに合わないように感じてしまいます。
簡単に言えばポップスだけどちょっと派手なツーバスにしたい時にキットが下記の画像だとミスマッチに感じませんか?

ドクロは怖いよ…

結局各パーツ毎に個別で指定できちゃうので関係ないっちゃないんですが、僕は気になって仕方がなかったです(笑)

あとは、パーツエディットの変化に関して微細なものが多くてわかりにくいです。
これ変えてなんか意味ある?みたいなのが多くて、ドラムに対しての構造知識がないとどうしていいかわからない事が多いです。
僕自身構造は全然詳しくないので、完全にこれでいっか的にしてしまっている部分が多いです。

次にルームアンビエンスに関してですが、これは前述したとおりですがとても派手に響くので、しっかりと調整する必要があると思います。
特にプリセットにかかっているアンビエンスは強めなのが多い印象なので、しっかりとバランスを取る必要があると感じます。

そしてこれが一番意味不明なんですが、パーツ毎にパラアウトしてDAW上に個別に立ち上げると、なぜか全てのトラックがステレオトラックとして出力されてしまうのです。
いやいや、せめてキックとスネアくらいモノラルにしろよw

何故こんな仕様なのか全くわかりませんが、データも増えるし広がりも不要だし、何より精神衛生上気になってしょうがないので毎回必要なものはモノトラックとして書き出しています。

もう一つ、これはわがままな注文になってしまいますがはじめから収録されているリズムパターンがめちゃくちゃ使いにくい。
正確にはAD2があまりにも使いやすすぎたので非常に不満。
サーチ機能が弱すぎてイメージに合うようなパターンを探すのに時間がかかりすぎ。

見ただけではどんなリズムなのか全くわからない

僕はドラムに関しては素人なので、どうしても収録されたパターンに頼る部分が多いのですが、絞り込んでもどんなリズムが入っているのかをいちいち聞かないといけないのが最強に不便すぎて、ついついAD2を使ってしまおうかと思ってしまいます。
せめてどんなリズムか視認できれば良かったのですが、ここが素人泣かせを助長しているようにも感じますね(笑)

まぁ聞けばいいだけなんですが、時短ツールとしては個人的に失格ですね。

不満な点をまとめてしまうと、ドラム初心者が最初に手を出すような音源ではないって感じです。まずは初心者にも優しい音源からスタートして、クオリティの向上を検討して導入するかどうかって音源ではないでしょうか。

まとめ

  • 物理モデリングによる軽快動作でDAWへの負担が非常に軽い
  • 更にモデリング技術のおかげでサンプル音源では絶対に表現できない部分の調整も可能
  • プレイスタイルを設定することで、より人間らしい表現を可能にする。
  • 音に関してもナチュラルなものから加工されまくったものまで変幻自在
  • つまりほぼ作れない音は無いと考えて良い
  • 全体的にプリセットはそのままでは使いにくい
  • アンビエンスが派手なので調整必須
  • 金物も派手である
  • 単体でエフェクトをかけたりするのはおすすめしない
  • パラアウトが全てステレオトラックになる謎仕様
  • リズムパターンのサーチが使いにくすぎ
  • トータルしてドラム音源初心者にはお勧めできない。

と、まぁこんな感じでしょうか。

使いにくい部分は確かにありますが、音源としてのクオリティは非常に高いと思います。
自由度の高い設定項目や、人間性溢れる演奏の再現等唯一無二の個性を持っている為、ドラム音源最強と言われるBFDともいい具合に差別化できていると思います。

この個性を最大限発揮する事ができるならば非常に強力な武器となりますが、その為の知識を必要とするため、即戦力ってわけにはいかなさそうですね。

終わりに

ドラム音源は使いやすさで人気の音源と非常に質の高い音質で人気の音源とで買い手が分かれているように思います。
どちらが優れているというより、現時点で必要としている事がなんなのかで導入を選択していけるといいですね。

今回紹介したmodo drumは内容だけ見れば初心者の方にはあまりお勧めしにくいものになってしまいますが、2つ目以降の音源としてはかなりおすすめできるものになっています。
現状の音源だけでは満足できなくなってきたら、候補として考えてみてはいかがでしょうか?

やや価格帯としてはお高めな設定ではありますが、持っていて損するようなものでは無いので、余裕があれば是非導入を検討してみてください。

それでは今回はこの辺で…

でわでわ〜

小言なんかはTwitterで呟いている事がほとんどなので是非ともふぉろーみー

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